GCT-01型(フリーゲージトレイン)説明
フリーゲージトレインは、正式名を「軌間可変電車(きかんかへんでんしゃ)」という。標準軌 (1435mm) と狭軌 (1067mm) の両方の線路上を走行可能な車両を開発するため、フリーゲージトレイン技術研究組合が開発を進めている。この車両が実用化されれば、在来線と新幹線を直通運転することが可能になり、乗り換えが不要となるため利用客の利便性が向上する。日本では1994年より鉄道総合技術研究所が台車や軌間変換の基礎技術開発を進め、1998年、第一次試験車両としてGCT-01型が製造された。この車両は1991年に山陽本線で走行試験を開始、四国では2003年5月から6月にかけて予讃線で走行試験を行った。その後2004年8月23日〜10月28日まで山陽新幹線、新山口〜新下関間で走行試験を行い、2006年、試験が終了したのちJR九州小倉工場を経てJR四国多度津工場へ移動してきた。車籍はない。

フリーゲージの先頭部分。なぜか他2両と分断して保管されている。車籍は無い。
高松駅にある看板。この構想は夢で終わってしまったが、少なくとも希望を与えてくれた。